Case Study

防犯カメラの効果を上げる画像鮮明化技術やカメラの位置も解説

防犯カメラの効果を上げる画像鮮明化技術やカメラの位置も解説

防犯カメラの映像をもっと鮮明にしたい、モード切り替えが面倒、といった悩みはありませんか。
防犯カメラの映像をより鮮明にするには、防犯カメラのメンテナンスと画像鮮明化装置の導入の2つの方法があります。本記事では、防犯カメラの鮮明化方法やモード切り替えなしで鮮明化出来る方法を解説します。

防犯カメラの映像の画像鮮明化が必要なケース

防犯カメラの画像鮮明化が必要なケースは、主に以下の2つです。
●映っている人物の顔が暗くなっている
●映っている人物の顔がぼやけている
●映像が白くかすんでいる
このような場合は、映っている人物の特定が難しくなるため、カメラのメンテナンスや画像の鮮明化を検討しましょう。

映っている人物の顔が暗くなっている

特によく聞かれるのが、映し出す人物の顔が暗くなっていて判別できないケースです。
防犯カメラは昼夜問わず稼働しておくものですが、犯罪が発生しやすいのは人目の少ない夜間に増加する傾向にあります。しかし、夜間では照明が届かなかったり足りなかったりする場合が多く、対象人物の顔が暗くなりがちです。また反対に明るい照明や窓が背景になることで逆光状態となり、顔の判別は困難となります。
いずれの場合も、防犯カメラ側からライトを照射すれば解消する問題ではありますが、設置条件を考慮すると難しいものです。

映っている人物の顔がぼやけている

映っている人物の顔がぼやけていると、せっかく記録が残っていても不審人物や犯人の識別が困難となります。犯罪や不正・事故が起きた際は、映っている人物の特定を迅速に行い対処する必要があるため、ぼやけてしまっていては役割が果たせません。
また病院や介護施設では、事故への対処までの時間が患者さんの命に関わるケースもあります。そのため、監視カメラや防犯カメラに映っている人物が識別できるか否かは非常に重要です。

映像が白くかすんでいる

映像が白くかすむ原因は主に以下の3つが挙げられます。
●レンズ汚れ
●ピントが合っていない
●周囲に白いものがある
レンズ汚れやピントが合っていない場合は、防犯カメラのメンテナンスで解消できます。また、周囲に白い壁や大きな窓ガラスがあると、光が反射して映像が白く映りがちです。どうしても設置場所を変えたくないときは、画像鮮明化装置を活用しましょう。

防犯視点から見たカメラの画像鮮明化の必要性

防犯カメラは設置してあるだけでも一定の効果はあると考えられています。それはダミーカメラを設置する例からもわかるのではないでしょうか。
しかし、映像が鮮明でなければ、必要な時に役割を果たせなくなります。防犯目的で考えたときに画像鮮明化が必要となる理由は以下の通りです。

防犯カメラ映像で重要な視点①人物の特徴

防犯カメラにとって重要なのは、犯罪やトラブルが発生した際に、その場面で何が起きていたか解明することにあります。そのためには人物の特徴を明確にして判断できなくてはなりません。映像が白っぽく見づらいときや、ぼやけて人物の特徴が分かりづらいときは、どのような人物が何をしていたのか、判断が難しくなります。

防犯カメラ映像で重要な視点②悪条件下の映像

防犯カメラの役割を果たすためには、悪条件下でも鮮明に映っていなければなりません。悪条件といってもさまざまで、影や逆光・悪天候など日常的なものも原因になりえます。頻回に起こりうるからこそ、このような条件下でも鮮明に映っていると、犯罪等の発生時にスムーズに解決につながる可能性が高まります。

防犯カメラの効果を上げる方法

防犯カメラの防犯効果を高める活用の仕方を紹介します。
●防犯効果を上げる設置場所
●モニターの性能も防犯効果の向上には必須
防犯カメラの防犯効果を高めるには、設置場所やモニターの性能に留意しましょう。

防犯効果を上げる設置場所

防犯カメラは、存在を目立たせて、犯罪を未然に防ぐのが大きな目的です。そのため、犯罪・不信行為を防ぐために設置するときはわかりやすい位置に設置します。
なおかつ、簡単に壊されないように地面から3メートルは離れた場所に設置しましょう。
ただし、メンテナンスのしやすさも考慮しなければなりません。
そのため、設置の際には、高さだけでなく管理のために人が入りやすい場所にする必要もあり、注意が必要です。

モニターの性能も防犯効果の向上には必須

実はモニターも、防犯カメラの防犯機能を高めるうえで重要なポイントとなります。防犯カメラの画素数が高くても、モニターの性能が足りなければ意味がありません。
そのためモニターと防犯カメラの画素数が合っていない場合は、高解像度モニターに変更するだけで映像が鮮明になる可能性があります。しかし、それでも映像が不明瞭であれば、画像鮮明化装置で解消を試みてください。

防犯カメラの画像鮮明化には「LISr-101」

防犯カメラの不鮮明な映像にお困りの際は、「LISr-101」をご検討ください。
画像鮮明化技術「LISr®」には以下のようなメリットがあります。
●今のカメラのままリアルタイムで映像を鮮明化
●悪天候の屋外でも高解像度映像
以下で、解説します。

「LISrシリーズ」なら今のカメラのままリアルタイムで映像を鮮明化

「LISrシリーズ」を活用すれば、独自のアルゴリズムでダイナミックレンジを拡大するため、カメラやモニターを変更せずに画像の鮮明化が可能です。
さらに、夜間・屋外モードの切り替え不要で、常時フルオートで運用することもできます。夜間に対象人物の顔の判別ができないケースは多々ありますが、そのような場面でもカメラ側からのライトの照射なしで鮮明化が可能です。さらに、カメラのメンテナンスや操作も最小限で済むのも、昼夜ともに人の手をわずらわせることもありません。
「LISrシリーズ」にはいくつかラインナップがありますが、一般的な防犯カメラなら「LISr-101」が最適です。今あるカメラのラインに挟み込むだけで使用できるため、カメラを買い替える必要もありません。

悪天候の屋外でも高解像度映像

「LISrシリーズ」は、不鮮明になりがちな曇天や雨天時の屋外撮影も、自動で画像鮮明化が可能です。不信行為が起こりやすい悪天候時でも、リアルタイム鮮明化で不審人物の特徴もすぐに把握できるため、迅速な対処が可能です。
そのため、悪天候時の不鮮明映像は「LISrシリーズ」で解消できます。
▶︎画像鮮明化装置「LISr」シリーズ

after
before
照明の暗い通路を鮮明化した例
after
before
暗く逆光で不明瞭な人物風景を鮮明化した例
after
before
霞がかった住宅風景を鮮明化した例

まとめ|画像鮮明化技術で防犯カメラの効果を上げよう

防犯カメラの目的は、その存在をアピールして犯罪を未然に防ぐこと、万が一トラブルが生じた時に迅速に解決できることにあります。
しかし、さまざまな要因で映像が不鮮明となれば、十分に役割を果たせません。
そういった事態を防ぐためには画像鮮明化装置の活用が有効です。
犯罪や不審行為の抑制や迅速な対応を行い、より精度の高い防犯を求める際には、画像鮮明化装置の導入をご検討ください。

【Q&A】

Q:「LISr-101」は今あるカメラやモニターの買い替えが必要ですか?

A:「LISr-101」は、お持ちのカメラとモニターの間に接続して利用するため、カメラやモニターの買い替えの必要はありません。ただし、モニターの解像度が低いときは、高解像度のモニターのほうがより鮮明化を実感できます。

Q:取り付けや設定が大変そうですが大丈夫でしょうか。

A:リアルタイムで映像を鮮明化する「LISr-101」や建設現場や河川の鮮明化が得意な「nano LISr(ナノ・リサ)」カメラと一体型の「LISr-IPC1」があります。使用用途やお持ちのカメラの状態に合わせてお選びください。

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Sample

YouTubeで様々な鮮明化活用シーンの
サンプルを閲覧できます!

Movie

画をつくらない、加工しない
アルゴリズムを映像で体感

Lisr®とRe:Na®、双方の技術に共通するのは、すでに記録されている画像・映像データのみを処理するため、画をつくる・加工する技術とは、全くもって異なるということです。今ある情報のみを活用し、独自のアルゴリズムによって本来あるべき姿を再現した画像・映像は、裁判で証拠品としても提出可能なレベルとなっています。

この動画は「日経CNBC Market Ad-Venture〜未上場株式の民主化〜」にて放映されたものとなります。ぜひこの動画でロジック&デザイン独自の技術の有用性をご確認ください。

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