防犯カメラの画像鮮明化が必要なケースは、主に以下の2つです。
●映っている人物の顔が暗くなっている
●映っている人物の顔がぼやけている
●映像が白くかすんでいる
このような場合は、映っている人物の特定が難しくなるため、カメラのメンテナンスや画像の鮮明化を検討しましょう。
映っている人物の顔が暗くなっている
特によく聞かれるのが、映し出す人物の顔が暗くなっていて判別できないケースです。
防犯カメラは昼夜問わず稼働しておくものですが、犯罪が発生しやすいのは人目の少ない夜間に増加する傾向にあります。しかし、夜間では照明が届かなかったり足りなかったりする場合が多く、対象人物の顔が暗くなりがちです。また反対に明るい照明や窓が背景になることで逆光状態となり、顔の判別は困難となります。
いずれの場合も、防犯カメラ側からライトを照射すれば解消する問題ではありますが、設置条件を考慮すると難しいものです。
映っている人物の顔がぼやけている
映っている人物の顔がぼやけていると、せっかく記録が残っていても不審人物や犯人の識別が困難となります。犯罪や不正・事故が起きた際は、映っている人物の特定を迅速に行い対処する必要があるため、ぼやけてしまっていては役割が果たせません。
また病院や介護施設では、事故への対処までの時間が患者さんの命に関わるケースもあります。そのため、監視カメラや防犯カメラに映っている人物が識別できるか否かは非常に重要です。
映像が白くかすんでいる
映像が白くかすむ原因は主に以下の3つが挙げられます。
●レンズ汚れ
●ピントが合っていない
●周囲に白いものがある
レンズ汚れやピントが合っていない場合は、防犯カメラのメンテナンスで解消できます。また、周囲に白い壁や大きな窓ガラスがあると、光が反射して映像が白く映りがちです。どうしても設置場所を変えたくないときは、画像鮮明化装置を活用しましょう。