Case Study
工事現場に監視カメラは設置されていますか? 工事現場は不法侵入に対して無防備になるタイミングがあるものです。例えば、夜間に建築資材を盗難されたり、嫌がらせなどで現場を荒らされたりする可能性もあるでしょう。 しかしそのようなトラブルが起きると、工期が遅れるだけでなく費用面でも莫大な損害が生じる可能性もあります。 この記事では、トラブルを未然に防ぐための工事現場に適した監視カメラの選び方や、正しく活用するための画像鮮明化の方法についてご紹介します。 工事現場のセキュリティに悩まれている方は、ぜひ最後までお読みください。
もくじ
工事現場の監視カメラは、以下の3つの機能が必要です。 ●暗視・赤外線機能 ●防塵防水機能 ●スマホなどでの映像確認機能 この3つは、監視カメラを正しく活用するために最低限必要だと言われる機能です。 セキュリティの効果を高めるため、カメラを選ぶ際はまずこの3つの機能が搭載されているか確認しましょう。
まず必須なのは暗視機能もしくは赤外線機能です。工事現場での盗難や嫌がらせのほとんどは夜間に行われます。そのため、夜間もしっかり確認できる監視カメラを選びましょう。 暗視機能と赤外線機能は似ているように思われがちですが、以下のような違いがあります。 ●暗視機能:わずかな光で撮影可能だが、全くの暗闇は不可。カラー映像 ●赤外線機能:全く光がない場所も撮影可能。基本的に白黒映像 現場が街灯のある市街地であれば暗視機能を、山間や郊外であれば赤外線機能をおすすめします。
次に必須なのは防塵防水機能です。工事現場の監視カメラであれば、雨や台風の影響は避けられません。 防塵防水の能力はIPコードと呼ばれる規格で評価されており、数字が大きいほど高性能です。一般的に、屋外の監視カメラにはIP66が必要と言われているため、選ぶ際には注意しましょう。
3つ目は、スマホアプリやWebで映像を確認できる機能です。防犯だけでなく、工程管理や社内共有にも活用できます。 複数の現場を一括管理できるのも大きなメリットであり、大まかな進捗を確認する程度なら、現場へ赴く必要がありません。 使い方によっては資材の残量や現場の天候を常時確認でき、業務効率化につながります。
監視カメラもほかの建築機材と同様にレンタル可能です。工事現場を預かる方であれば、仮設トイレや仮設事務所、机や椅子のレンタルを手配した経験もあるのではないでしょうか。 監視カメラを1ヵ月単位でレンタルできるサービスもあるため、工期の短い現場への導入や工事の進捗に応じたカメラの増減も容易です。短期間のレンタルは費用が割高になる傾向はありますが、柔軟に利用できるのは大きなメリットでしょう。 また、コンセントに挿すだけでWebへ接続するSIM内蔵の機種もあり、より簡単に監視・運用できるように進歩しています。
工事現場に防犯カメラを設置しても、万が一の時に役に立たないようでは意味がありません。ここでは監視カメラにありがちな3つの失敗例を紹介します。 ●映っているのが誰なのかわからない (カメラが遠過ぎる、暗視・赤外線機能がない、雨や雪で視界不良) ●すぐに壊れる (屋外設置だが防水機能がない) ●泥棒に電源を切られる (コンセントを抜かれる、ケーブルを切られる) これらは設置する場所や選ぶべき機種を間違えた結果です。このような失敗を避けるためには、次から紹介するような対策が必要です。
夜間や雨・雪などの悪天候では、映像が鮮明に映らないケースが多々あります。しかし、監視カメラの画質を上げ過ぎると肖像権やプライバシー権の問題も起こりうるため、最高画質の監視カメラは扱いが難しいものです。監視カメラの本来の目的を考えると、肝心な場面で不明瞭では役に立ちません。 そこで、画像鮮明化装置の「LISr-101」をご紹介いたします。 これまでは、光量が足りない夜間や10m先が見えないような霧・降雨・降雪・逆光等の悪条件では十分な監視ができませんでした。 しかし「LISr-101」を使用すると、そのような視界の悪い環境もリアルタイムで鮮明化可能です。 豪雨時の法面等の監視、降雪時の除雪機などでも有効な監視が可能となり、事故等の発生を抑制・安全性の向上に寄与しています。 ▶︎画画像鮮明化装置「LISr-101」がNETISに登録。工事現場での更なる活用へ。
ネットワークカメラ(Webで映像を確認できるカメラ)の映像を鮮明化する場合は、出来るだけビットレートを高く設定したCBR(固定ビットレート)での送信をお勧めします。 なぜなら、ビットレートの低い映像やビットレートの安定しない映像を鮮明化するとブロックノイズが発生する可能性があるためです。 なお、ネットワークカメラ網に設置できる鮮明化RTSPサーバーもあります。
監視カメラの設置の際は、以下の3つに注意する必要があります。 ●電源を容易に切断されない工夫 ●手は届かないが、人の顔が判別できる高さ ●出入り口など、不審者が必ず通る場所を撮影 実際に設置したあと、数日間は映像を確認し、カメラの位置や向きを微調整しましょう。 業者に設置を任せるなら、防犯設備士の資格保持者が在籍している業者を選ぶと安心です。
工事現場の監視カメラに必要な3つの機能をご紹介しました。 ●暗視機能・赤外線機能 ●IP66以上の防塵防水機能 ●スマホ等での映像確認機能 夜間の監視は特に重要で、安心のためにはカメラに映った映像を確実に確認する必要があります。 そのためには、監視カメラとともに、画像鮮明化装置の導入をおすすめします。
Q.工事現場に適した監視カメラとはどんなものですか? A.暗視・赤外線機能、防塵防水機能を有し、スマホなどで映像確認可能なカメラです。
Q.大雨や霧の時に映像がよく見える方法はありませんか? A.「LISr-101」をお試しください。お手元の画像・映像データを鮮明化できます。
映像のわずかな変化を可視化する リアルタイム画像鮮明化技術を搭載。悪天候によって視界が悪化した映像、光量不足による暗い映像、逆光によって部分的に暗く潰れた映像、といった監視カメラに特有の不明瞭映像を鮮明化します。
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