Case Study

クラック調査とは?画像鮮明化装置の活用で迅速に精度の高い調査が可能

クラック調査とは?画像鮮明化装置の活用で迅速に精度の高い調査が可能

クラック調査とは、建造物や道路などのひび割れの状態を確認するための調査です。
ひび割れや欠損の有無を見て、安全に使用できる状態かどうかを確かめます。
クラック調査では目視・写真・映像で状態を確認しますが、なかには見えにくいひび割れもあるものです。そんな時は画像鮮明化装置を利用すれば、目視や写真で確認しきれなかったひびもはっきりと見えて、より精度の高い調査ができます。
今回は、クラック調査の特徴や流れ、画像鮮明化装置を取り入れるメリットについて解説します。仕事でクラック調査に携わる方は、ぜひ最後までご覧ください。

クラック調査の概要

クラック調査は、名前の通り建造物や道路に使われているコンクリートの状態をチェックする調査です。ひび割れの状態を見て、安全性を確認するにはクラック調査が欠かせません。
まずは、クラック調査の特徴とメリットについて解説します。

調査の特徴

クラックとは「ひび」「亀裂」を意味する言葉です。名前の通り、クラック調査では建造物や道路にあるコンクリートのひび割れを調べます。
調査には、専用のスケール(定規)を使用します。クラックができる原因には、建造物の一部が沈む不同沈下や地震や台風などの災害によるものなどがあります。
クラックを放置すると、内部に雨水が侵入して耐久性が低下する恐れがあるため、事故防止にクラック調査は必要不可欠です。

調査のメリット

クラックによる事故を未然に防ぎ、安全性を守れる点がクラック調査の最大のメリットです。
クラック調査は、スケールやチョーク、必要に応じてカメラを準備します。比較的、簡易的な装備で調査が可能です。
建造物や道路の損傷状態を確認し、補修が必要かの判断材料とします。調査で見た損傷度合いを考慮して、対象となる建造物や道路に適した補修が施工されます。

クラック調査の流れ

クラック調査は、主に下記のような流れで行います。
1.現場の目視・スケールの実施(ひび割れ部分を目視・スケールで調査)
2.撮影映像による状況解析
3.調査報告書の作成
この章では、クラック調査におけるそれぞれの段階について解説します。

1.現場の目視・スケールの実施

まずは現場に出向いて、目視でひびの状態を確認します。クラックを見つけたら、測定可能な場所でクラックスケールで幅や長さを測定して、現場の映像・写真も残しておきましょう。その際には、クラックのある箇所をチョークでマーキングしておく必要があります。
人が入りにくい高所や狭い場所での調査は、ドローンのカメラを利用して撮影を行います。あとで分かりやすくするためにも、クラックの見えやすい方向・位置での撮影が大切です。

2.撮影映像による状況解析

撮影した写真・映像の中から、目視では確認しきれなかった細かいクラックをスクリーンで確認します。その際、一般的な画像解析ソフトでは細かい箇所まではっきりと映し出せない場合もあります。
コンクリートの色や汚れ、表面のざらつきなどがあると、一般のカメラで撮影した画像・映像だけではクラックが分かりにくいのが難点です。専用の画像鮮明化装置を利用すれば、細かい箇所まで確認がしやすくなります。

3.調査報告書の作成

現地調査と写真の解析をもとに、調査報告書を作成します。調査報告書には、クラックのレベルや形状を細かく記載します。添付する画像には、クラックの様子がわかる写真が必要です。
画像鮮明化装置を利用すれば、鮮明な現場写真を添付できるため、より明確な調査報告書が作成できるでしょう。細かいクラックをはっきりと映し出すためにも、画像鮮明化装置は必要不可欠です。

スクリーニングには画像鮮明化装置が必須

建築物のコンクリートに見られるクラックは、肉眼で見つけるのが難しい微細なものもあります。画像鮮明化装置を利用すれば、クラックをはっきりと映し出して精密な調査が可能です。
ロジック・アンド・デザインの画像鮮明化装置『μ-LISr(マイクロリサ)』を通せば、ドローンを使用した撮影でも、撮影映像の細かいクラックが確認可能です。調査のスクリーニングをするのに、画像鮮明化装置は欠かせません。
次の章では、クラックを鮮明に映し出せる画像鮮明化装置『μ-LISr(マイクロリサ)』の紹介をします。

クラック調査に有用な装置は『 μ-LISr(マイクロリサ)』

小型画像鮮明化装置 μ-LISr(マイクロリサ)は、フルHD(1920×1080)対応に対応しているHDMI(DVI)信号専用の高速画像処理装置です。
悪天候時や逆光などで部分的につぶれている不鮮明映像を、独自のLISr(リサ) アルゴリズムによって鮮明化します。自然な発色で、細かい表面の状態やコンクリートのクラックを映し出すことも可能です。
USBフットペダル・HDMIなどの外部出力系統が備わっており、スムーズに調査映像を映し出せます。高速処理を実現し、遅延によるストレスのないスクリーニングが可能です。オンスクリーンメニューでは、さまざまなパラメーター値を確認して調整・設定ができます。
ドローンで撮影した映像も鮮明化できるため、高所のクラックも詳しく確認できます。ただし、μ-LISrは遅延が1秒程度あり、処理能力もFHDで秒間数フレームとなることは注意してください。
撮影した映像を持ち帰って処理するのであれば、ソフトウェア製品が最適です。調査方法に応じて、適した製品を選び、より精度の高い検査を行いましょう。

after
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神戸港を臨む遠景を鮮明化した例
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before
黄砂の飛び交う海上風景を鮮明化した例
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before
肉眼では視認しにくい建築物のクラック(ひび)を鮮明化した例

まとめ|クラック調査に画像鮮明化装置を生かそう

ロジック・アンド・デザインのμ-LISr(マイクロリサ)を使えば、クラック調査の精度が上がります。調査時にドローンを活用して画像・映像を撮影すれば、人が入りにくい場所のひびもわかるので質の高い安全確認が可能です。
独自のアルゴリズムによって、肉眼では確認しにくいクラックをはっきりと映し出せます。クラック調査の精度を高めたいとお考えの企業様は、ぜひμ-LISr(マイクロリサ)導入をご検討ください。

【Q&A】

Q:μ-LISr(マイクロリサ)はリモコンで操作できますか?
A:はい、あらかじめ付属されているリモコンで操作ができます。

Q:映像に逆光があってもμ-LISr(マイクロリサ)で処理できますか?
A:はい、高速処理が可能です。

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画をつくらない、加工しない
アルゴリズムを映像で体感

Lisr®とRe:Na®、双方の技術に共通するのは、すでに記録されている画像・映像データのみを処理するため、画をつくる・加工する技術とは、全くもって異なるということです。今ある情報のみを活用し、独自のアルゴリズムによって本来あるべき姿を再現した画像・映像は、裁判で証拠品としても提出可能なレベルとなっています。

この動画は「日経CNBC Market Ad-Venture〜未上場株式の民主化〜」にて放映されたものとなります。ぜひこの動画でロジック&デザイン独自の技術の有用性をご確認ください。

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