NETISとは？｜活用するメリットとわが社の登録機器

なんとなく聞き覚えのあるNETISですがどのようなシステムかわからない方もいるかと思います。以下で、NETISとはどのようなシステムなのか、詳しく紹介します。

国土交通省の新技術活用システム

NETISは、ネティスと呼ばれる、国土交通省が運営する新技術の情報録です。この情報録は、民間の企業が開発した有用な技術を、誰でも検索し、利用できるように作られたシステムです。そのため、企業であっても個人であってもNETISを利用できます。
また、技術の開発者と利用者、双方にメリットのあるNETISは、主に建設業を中心に広がっています。

さまざまな機器が登録されている

NETISには、さまざまな機器が登録されています。具体的な機器例は、以下の通りです。

●映像・画像鮮明化機器
●カメラ
●ガス検知器
●生コン試験機
●水質測定器
●そのほかの機器

NETISは、主に建築現場や作業現場で役に立つ技術が多く登録されています。
そのため、上記の機器以外にも、建築現場や作業現場で必要となる機器が多く登録されています。
作業の効率化を図りたい場合や、より質の高いシステムや技術を求める際は、一度NETISで探してみるとよいでしょう。

NETISに登録された機器を利用するメリットは、以下の4つです。

●費用の削減
●工期の短縮
●品質の向上
●入札時の加点評価

また、個人で利用するときには、簡単に高度な新技術を利用できるメリットもあります。それぞれの詳しい解説は、以下で紹介します。

工期の短縮

NETISの登録機器で、予定された工期の短縮が可能になる可能性があります。なぜなら、新しい技術や機材の導入で作業が効率化されれば、工期を短縮できるためです。
さらに、予定よりも早く完成の目処がつけば、余った時間で確認作業をより丁寧に行うことが可能になりますので、より質の高い建築物になるでしょう。

費用の削減

費用の削減においても、NETIS機器の利用で可能になります。新技術の導入で作業が効率化されると、作業員の人数を減らし人件費の削減が可能です。また、資材を効率よく利用できるようになると、余分な資材費の削減にもつながります。
そのため、予算組みの際に工事にかかる費用を削減したいときは、NETIS機器の利用で効率化できる業務がないか見直してみましょう。

品質の向上

NETIS機器は、登録されている時点で一定以上の品質や安全性・有用性を認められています。国土交通省や現場で、役に立つ技術であると認められた新技術がNETISに登録されています。そのためNETIS機器を利用するだけで、さらに高品質な商品が作れるでしょう。

入札時の加点評価

NETIS機器を利用すると、総合評価落札方式や工事成績評表定点で加点されます。質の高い実績を残せると、次回以降の公共工事の入札がしやすくなるでしょう。新しい技術への理解や、有効活用で質の高い商品が完成すると、次回からの仕事にも大きな期待を得られます。