・ICチップにすることが眼前の課題
今は機械装置という形をしている鮮明化装置の回路だけを取り出すことで親指の爪くらいのサイズのICチップに収めることができれば、小型化することはもちろん省電力化も実現でき、製造コストも下がるため、そうした取り組みを行なっています。これが完成すると製品の中に鮮明化装置を内蔵することも可能になるため、技術の活用用途を大きく広げることができるようになります。例えば自動車のバックミラー用のカメラに内蔵したり、ドローンのカメラ内に搭載したりといったように、これまでは鮮明化の必要性を感じてはいたけれどもコスト的に合わなかったところや、あるいは装置のサイズなど物理的な要因で取り入れることができなかったところにも広がっていくと考えています。
・そして鮮明化はその先の未来へ
インタビュー動画ではチップ化の先の未来にも言及されています。現在から見ると夢のような使い方かもしれませんが、もしかしたら2、3年後にはあり得るかもしれない話をしていますので、気になる方はぜひ動画をご覧ください。