Case Study

画像鮮明化のサービスで可能な3つのことと活用事例を紹介

画像鮮明化のサービスで可能な3つのことと活用事例を紹介

現在、多くの企業が画像鮮明化サービスを提供しています。
しかし、そのメカニズムは様々であり、用途によっては使用が不適切となりかねません。
不適切な使用を避けるためにも、サービスの機能や活用方法を知ることは重要です。
この記事では、業務で使用する場合に必要な機能と具体的な活用事例を解説します。画像鮮明化技術を業務に活用したい企業担当者様は最後までご覧ください。

画像鮮明化サービスに求められること

画像を鮮明化させるサービスはいくつかありますが、メカニズムはサービスによって異なります。
専用ソフトによる編集・加工・修正を行うことで鮮明化するものもあれば、AIのディープラーニングにより鮮明化するものなどさまざまです。
個人利用であればそのようなサービスで問題ないかもしれません。しかし業務上で使用する場合は問題が生じる可能性があります。
そこで、企業が業務上で画像鮮明化サービスを使用する場合に備えておきたい機能を解説します。

光量不足による暗い映像の鮮明化

暗い時間帯や場所では、明るい時間帯や場所と比較して光量が不足します。
この状態で撮影を行った場合、画像に映っている物や色を判別することができません。
無料ソフトやアプリでは光量を人工的に付け足して補正しますが、補正された画像が人工的に見え、業務での使用には不向きです。
一方、画像鮮明化サービスに光量不足を補正する機能が備わっていると、補正された画像が自然に見え、業務でも十分に使用可能となります。

悪天候により視界の悪化した映像の鮮明化

雨や雪などの悪天候時では空から雨や雪が降ってくることや、全体が暗くなり明暗の差が小さくなるため、対象物の識別が困難であり、業務での使用は不向きです。
無料サイトやアプリでは画像の背景色を変更することで強制的に補正をしますが、検査業務のように識別を要する場面では使用できません。
画像鮮明化サービスに視界が悪化した画像を改善する機能が備わっていると、背景色を変更せず物や色が明瞭に見えます。

逆光による白飛びや黒つぶれした画像の鮮明化

悪天候の日や夜間に強い光が急に差し込むと、白とびが発生します。また、光が足りない場所には、画像の一部が黒くつぶれてしまう黒つぶれが発生します。
白とびや黒つぶれが発生すると、画像に映っている物や人が正常に判別できません。
無料サイトやアプリでは画像全体の明暗の差を変更し、補正をかけますが、本来の画像のようにはっきりさせることは困難です。
画像鮮明化サービスでは、白とびや黒つぶれをしてしまった部分でも自然に補正できます。

画像鮮明化サービスの活用事例

画像鮮明化サービスは主に2つの場面で活用されます。
●河川や海上の監視
●インフラや工場での検査
どちらの場面も画像に映るものを正確なものにすることが重要視される業務です。

河川や海上の監視

監視業務はカメラの向こう側で何が起こっているかを正確に識別するため、画像鮮明化サービスが活用されます。
河川では台風や豪雨などの災害時に水位が上昇し、氾濫を起こす可能性があります。そこで氾濫の可能性を察知し、危険を知らせるために監視が必要です。
また、海上では不審船の横行や津波など、甚大な被害を起こす危険が存在します。海上監視を行うことで、不審船の往来や津波の発生などの早期発見を行い、被害を最小限に抑える役割が期待されます。

インフラや工場での検査

検査業務は品質保証や原因追及を行うため、画像鮮明化サービスを活用します。
高度経済成長期に建設された建物や、頻繁に使用されている道路は老朽化が懸念されています。そこで、老朽化の原因や破損場所の特定に画像鮮明化サービスを使用した検査が必要です。
また、工場などの生産ラインでは製品に付着した汚れ・異物・傷などの検査が欠かせません。画像鮮明化サービスを活用すれば、早くより精度の高い検査が可能となり、万が一の際の原因究明にも役立つはずです。

加工や修正をしない画像鮮明化技術LISr®︎

光や色を人工的に変更する無料サイトやアプリとは異なり、画像鮮明化技術LISr®は本来のあるべき姿に近づけるサービスです。独自のアルゴリズムを使用して画像鮮明化し、画像データの再現性を高められる特長があります。

LISr-101やnano LISrは監視に最適

LISr-101やnano LISrを利用すれば、悪天候や逆光、光量不足などの悪条件でも自動でダイナミックレンジ処理を行い、画像鮮明化を実現します。
また、24時間365日稼働可能であることや、カメラとモニター間の映像ラインに挟み込むだけで使用可能なため、監視業務に最適です。アナログが主流の河川や海上、建設現場などでも使用できるうえに、リアルタイム処理をフレーム間干渉なしで行うため、検査業務にも活用できます。
ほかにも近赤外線カメラに対応しているため、暗い場所や低コントラストの環境下でも視える化を実現します。また、急に電断する可能性を考慮し、映像信号パススルー機能を搭載しているため、停電時も安心して使用可能です。
LISr-101とnano LISrの使い分けについては、扱う信号の形態によって異なります。信号がSDI/HDMIであればLISr-101を、信号がアナログ(NTSC)であればnano LISrを選んでください。

LISr-CISはクラウドサービスでの画像鮮明化サービス

LISr-CISは高価な機器や専門知識を必要とせず画像鮮明化が実現できるクラウドサービスです。
情報機器特有の難解な設定は必要ないため、誰でも簡単に手持ちの画像や映像を画像鮮明化できます。
また、SSL/SSHによる強固なセキュリティを実装しているため、安心して使用可能です。

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鳥取砂丘の低コントラストな風景を鮮明化した例
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雪の降る住宅風景を鮮明化した例
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霞がかった富士山の風景を鮮明化した例

まとめ|LISrシリーズを導入して画像鮮明化を実現

画像を鮮明にするサービスはさまざまありますが、加工や修正を加えているものがほとんどです。
利用目的によっては修正が加えられていると本来の用途を果たせない可能性があります。しかし、画像鮮明化技術LISr®︎であればそのような心配はありません。
監視や検査に使用される画像鮮明化サービスは光量不足や悪天候、逆光などで力を発揮します。
監視業務であればLISr-101かnano LISr、さまざまなデバイスからのアクセスを必要とするならLISr-CISが最適でしょう。
業務を円滑に進めるためにも、ぜひ導入を検討してはいかがでしょうか。

【Q&A】

Q:画像鮮明化のサービスは河川や工場以外でも使用できますか?
A:画像や映像を使用する現場であれば、河川や工場に限らず、どこでも使用可能です。

Q:LISr-101とnano LISrはどの場面で使用すれば最大限に活用できますか?
A:LISr-101は汎用性が高く、nano LISrは河川や海上、工場などで最大限に活用できます。

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YouTubeで様々な鮮明化活用シーンの
サンプルを閲覧できます!

Movie

画をつくらない、加工しない
アルゴリズムを映像で体感

Lisr®とRe:Na®、双方の技術に共通するのは、すでに記録されている画像・映像データのみを処理するため、画をつくる・加工する技術とは、全くもって異なるということです。今ある情報のみを活用し、独自のアルゴリズムによって本来あるべき姿を再現した画像・映像は、裁判で証拠品としても提出可能なレベルとなっています。

この動画は「日経CNBC Market Ad-Venture〜未上場株式の民主化〜」にて放映されたものとなります。ぜひこの動画でロジック&デザイン独自の技術の有用性をご確認ください。

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